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ロケ撮影に欠かせないアプリ2

Cadrage

今回もロケ撮影に欠かせないアプリのご紹介です。

撮影が決まってから本番撮影前にできればロケハンをしておきたいところです。ロケハンの目的のひとつに、使用するカメラとレンズのあたりをつけるというのがあると思います。必要とされているイメージに対して、十分な距離があるかどうか?、解像度は足りるか?持っているレンズで画角に問題ないか?など。従来は実際にカメラやレンズを持参して、テスト撮影して確認するという感じではなかったかと思います。(ガチプロの人であれば、目で見ただけで必要なレンズの画角など1発でわかるのだろうと思いますが)

しかしロケハンにあまり労力を割いていては非効率ですし、ロケハンのために車で移動することもできる限り避けたいところです。そこで活躍するのが今回のアプリ『 Cadrage 』です。

これがあればスマホだけ持って現場に行けば、事前にある程度の情報を収集・記録をすることができます。

アプリには、現在流通しているほとんどのメーカーのカメラ・レンズの情報が入っていて、使用する可能性のあるカメラ・レンズを入力してスマホを構えると、グリッド先で画角を表示してくれます。表示した状態で写真を撮れば、そのほかのメタデーターとともに写真に記録することができます。

本番前にある程度のイメージがわかっていることで、撮影当日の作業の流れもかなりスムーズになると思います。Cadrage であらかじめあたりをつけておいたショットリストにもとずいて、順番に撮影していけば撮影漏れもなくなりますし、その場で構図を考えたりレンズのチョイスに悩むこともすくなくなるかもしれません。

Cadrage は、写真だけでなく動画にも対応しています。動画の場合でも縦横比、カメラ、レンズを入力して録画ボタンを押すと、本番で使用する機材で撮影した際の画角で動画記録されます。事前に Cadrage で、ラフなイメージでも撮影しておけばロケハン後に絵コンテなどショットリストを作る場合にもかなり役立つように思います。

このアプリも有料なのですが、この価格なら十分もとは取れると思いますし、買い切りなので一度購入してしまえば毎月費用が発生したりしないのでその点も良いと思います。

次回もまたロケハンで使えるアプリをご紹介したいと思います。