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モノクロの世界へ

はじめて暗室作業をしました

暗室で現像作業

はじめて独りきりで暗室作業をしました。

ずっとやってみたかった作業。

なんでわざわざそんな作業するのか?と

普通は思います。

なぜこの作業をずっとやりたかったか

考えてみました。

記憶を辿ればたしか、

十数年ほど前に一眼デジカメが登場します。

それまではフィルムカメラしかなかった訳ですが、

皆 その便利さゆえに競ってデジカメに乗り換えて

いった時代がありました。

自分も一眼デジカメが欲しくてほしくて、

なんとか購入したとき嬉しかったのを覚えています。

フィルム代、現像代がかからないカメラなんて

当時夢のようでした。

気になったものはとにかくシャッターを切る。

予算などきにせず、好きなだけ撮る。

そんなことが可能になる

デジカメの登場はとにかく活気的な出来事だったのです。

やがてデジカメは携帯電話に搭載されることになり、

カメラは常に身近にあるものとなり

それまで写真を撮ることがなかった人も

気構えなく写真を撮ることが当たり前になりました。

写真を撮ることに特別な理由は必要なくなったのです。

 

そんな時代に ふとあることを思いました。

「毎日たくさん写真を撮るけれど、思い入れのある写真は

いったい何枚くらいあるんだろう。」

「撮る前にどんな風に撮りたいか考えて

    写真を撮ることがほとんどないな。」

 そしてまたフィルム写真に惹かれていきました。

 あるきっかけで写ルンですで写真撮影をする機会がありました。

3時間で36枚を取り切りました。そして現像から上がってきた写真を見て、

正直びっくりしたんです。とても良い写真だったし、何より1枚1枚

撮影した状況をきちんと思い出せる。デジカメでは感じえない、新鮮な感覚でした。

 そしてフィルムへと回帰していくことになり、さらに興味は次の段階へと

進んでいきました。取ったフィルムはどうやって現像されるんだろう?

そんな気持ちで現像作業が心にひっかかっていたのだと思います。 

 そして今月念願の、暗室作業を行いました。

現像作用はとても地道な単純作業で、時間と手間とお金がかかります。

部屋を完全に真っ暗にして手探りでフィルムをリールに巻き、

タンクに現像液を流し込んで、何十分も各藩し続ける作業。

 ようやくネガができても、プリント作業が残っています。

プリントもどうように地道な作業で、気力と体力が必要です。

こんなことやる必要があるのか?とも思いますが

この非効率な作業から感じること、学べることがとても多いと心から思います。

いま世の中は、効率優先でなるばく失敗しないように

という考え方が蔓延しています。でも暗室作業のように、わざわざ行う

非効率な作業の中にこそ、真に学ぶべきことがあるし、自分の身にできる

ことができると思うのです。

写真のみならず、非効率ともとれる行程の中で、オリジナリティを発見して

いきたいと思っています。

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